大阪守口で弁護士による法律相談実施中!守口門真総合法律事務所(大阪弁護士会所属)
〒 570-0056 大阪府守口市寺内町2丁目7番27号ステーションゲート守口5階 ※ビルに駐車場はございませんので, 近隣有料駐車場をご利用ください
守口門真総合法律事務所
闇金から借金をしてしまい、執拗な取り立てに悩んでいるという人は少なくありません。闇金からの取り立てを無視するとさまざまなリスクが伴うため、弁護士に相談して適切に対処する必要があります。
この記事では、闇金の借金は債務整理できるのか、取り立て行為の対処法やどこに相談すればよいのかを解説します。 闇金の借金が返済できなくなってしまった、闇金の取り立て行為に悩んでいるという人は、ぜひ参考にされてください。
闇金からの借金を債務整理したいというご相談は実際にありますが、そもそも、闇金からの借金は法律上、返済義務がないため、債務整理の必要がありません。
闇金とは、国や都道府県に賃金業者登録をせずに賃金業を行っている業者、あるいは賃金業者登録をしていても違法な高金利を取る業者のことを指します。 金融庁の登録賃金業者情報検索サービスで検索し、業者名や代表者、住所などの登録が確認できない場合、闇金と判断できます。
債務整理の必要がないというのは、闇金は出資法違反をしている業者だからです。 出資法第5条に、金利は「年20%が上限」と定められていますが、闇金は「トイチ(10日で1割)」など、明らかに出資法が定める金利を超えています。
また、民法708条では「不法な原因のために給付をした者は給付したものの返還を求めることができない」と規定しています。 つまり、高金利で違法に儲けようとする闇金との契約は無効にできるのです。 実際、平成20年6月10日の最高裁判決により、闇金からの借金の返済義務はないと判決が出ました。
闇金の借金を債務整理すること自体は可能ですが、違法業者が相手となるため、交渉に応じてくれるとは限りません。 ですから、闇金の借金問題は債務整理以外の方法で解決するのが一般的です。
闇金の借金は返済義務がないとはいえ、取り立てを無視すると、家族や勤務先に迷惑行為を行う可能性があるため、適切に対処しなければなりません。 闇金の借金問題を解決するには、まず、「法的に返済する必要がないこと」を業者に明示する必要があります。
闇金の中には、反社会的勢力が運営しているものもあり、個人で対応することは困難ですので、弁護士のような法律の専門家を通して対応するようにしてください。
また、これまで闇金に支払った返済金を返金してもらうため、返還請求を行うことが可能です。 ただし、闇金は業者名や所在地が明確ではなく、事務所を構えていない場合があり、裁判に必要な情報が足りないケースがよくあります。 実際に返還請求をしても、返金に応じてもらえる可能性は低いと考えておきましょう。
闇金からの借金が返済できなくなると、何度も電話をかけてくるなどの取り立てが行われます。 闇金の取り立ては無視をしても止まるわけではなく、着信拒否をしても、複数の電話番号を使って電話をかけるなどエスカレートする恐れがあります。 そのため、闇金の取り立てには対応し、「返済の意思がないこと」「弁護士や警察に相談すること」を伝えることが大切です。
闇金によっては、脅迫めいた取り立てを行う・自宅に直接取り立てに来る・親族や勤務先に取り立てを行う・近隣住民にバラしたり迷惑行為を行ったりするなどの悪質な取り立て行為をしてくる場合があります。 闇金のこういった迷惑行為が行われた時は、次のように対処しましょう。
闇金が勤務先に連絡をした場合は、上司に正直に借金を打ち明けることが重要です。 執拗な取り立てがある場合には、債務者が退職済みであると伝えてもらうことで、対処できることがあります。 会社は借金を理由に解雇することはできませんが、勤務先に隠し続けることで信用を損ね、退職勧告を受ける可能性があるため注意が必要です。
違法な取り立てがある時は、警察に相談することで対応してもらえます。 賃金業法21条の「取り立て行為の規制」では、張り紙や看板などで債務者が借金していることをバラしたり、債務者以外に弁済を要求したりすることが禁じられています。 違法行為とみなされれば、罰金や懲役などの刑が科せられるため、闇金は警察に相談されることを嫌がるでしょう。
暴力行為や住宅などの器物損壊、脅迫、違法行為の強要といった刑法に違反する行為がある場合は刑事事件になるため、警察に通報すれば、相手を逮捕してもらうことができます。
警察は民事不介入のため、違法行為がない限り、相談しても対応してもらえないケースがあります。 一方、弁護士や司法書士は民事事件を取り扱うことができるため、警察に対応してもらえない案件も相談することが可能です。
弁護士や司法書士に闇金の借金問題解決を依頼すると、闇金に対して「受任通知」が送付されます。 賃金業法に基づき、受任通知を受け取ると、債権者は債務者に取り立てを行うことができなくなります。 ですので、受任通知が送られた時点で取り立てを止める闇金業者がほとんどです。
取り立てを止めない業者も存在しますが、違法行為ということで、弁護士や司法書士を通して警察に介入してもらうことができます。
ただし、借金の総額が140万円を超える場合は司法書士では対応できないため、弁護士に依頼するようにしてください。
闇金の借金を債務整理することは可能ですが、そもそも、闇金の借金を返済する義務はないため、督促に応じないことが大切です。 しつこく取り立て行為がある場合は、放置せず、警察や弁護士、司法書士に相談するようにしてください。
警察に対応してもらえない場合や司法書士では扱えない案件(140万円以上の借金)は、弁護士に依頼しましょう。 闇金は通常の消費者金融とは違い、対処がかなり難しいといえます。 闇金対応の実績があるかどうかをポイントに、相談する弁護士を選びましょう。
借金問題担当弁護士
村上 和也
プロフィール
同志社大学卒。平成20年より事務所開設し、守口市・門真市を中心に大阪で借金問題に関する相談多数。自己破産(法人・個人)・民事再生・任意整理・通常清算・過払い金返還請求・消滅時効の援用など。
弁護士からのメッセージ
借金問題を放置することは、総弁済額が増えたり、裁判対応が必要になるなど、デメリットがでてきます。状況はお一人お一人違います。あなたに合った方法で債務整理をお手伝いします。 ささいなことでも結構ですので,お早めにお問い合わせください。
守口市・門真市での債務整理・借金問題の相談窓口
寝屋川市・枚方市・摂津市での債務整理・借金問題の相談窓口
大東市・四条畷市・交野市での債務整理・借金問題の相談窓口