大阪守口で弁護士による法律相談実施中!守口門真総合法律事務所(大阪弁護士会所属)
〒 570-0056 大阪府守口市寺内町2丁目7番27号ステーションゲート守口5階 ※ビルに駐車場はございませんので, 近隣有料駐車場をご利用ください
守口門真総合法律事務所
債務整理を検討している人や過去に債務整理をしたことがある人の中には、債務整理後に融資を受けられるかご不安な方もいらっしゃると思います。
債務整理をして借金問題を解決したものの、生活資金をやり繰りするのが精いっぱいで、急な出費が必要になった時にまとまったお金がなく困るケースは少なくありません。
結論から申し上げますと、債務整理後は一定期間融資が受けられなくなります。また、融資を受ける際の審査には条件が設けられています。
今回は、債務整理後に融資が受けられるようになる期間や審査に通る条件などを解説していきます。
債務整理とは、債権者との和解交渉や裁判所への申立てにより、借金の減額や免除を行う手続きのことです。 債務整理は主に4種類に分けられるため、まずはそれぞれの違いを知っておきましょう。
債務者が債権者(金融機関)と直接交渉を行うことで、利息や遅延損害金を免除してもらい、元金だけの返済にしてもらう手続きのことです。 多くは債務者の代理人として弁護士に依頼し、最短3ヵ月で和解成立が可能です。
裁判所に申立てを行い、借金の返済額を5分の1から10分の1まで減額してもらい、最長5年で返済を行う手続きのことです。 生の手続きが完了するには、約1年の期間が必要です。
裁判所を通し、借金の返済ができないことを認めてもらい、全ての借金の返済義務を免除してもらう手続きのことです。 債務者が所有している財産は返済に充てるため、不動産や車など価値のある財産は処分しなければなりません。
金融機関に多く支払い過ぎた利息(過払い金)を返還してもらう手続きのことです。過払い金請求の対象になるのは、利息制限法が改正された2010年6月以前に借り入れを行った人です。 ただし。完済から10年以内、かつ過払い金請求ができると知ってから5年以内という条件があります。
4種類の債務整理のうち、過払い金請求以外の手続きを行った場合、ブラックリストに載ります。 「ブラックリストに載る」というのは、厳密に言えば信用情報機関に事故情報が登録されることをいいます。 信用情報機関は、個人情報や契約状況、返済状況を管理する機関のことで、以下の3つが挙げられます。
・全国銀行個人信用情報センター(KSC)・・・主に消費者金融が加盟 ・株式会社シー・アイ・シー(CIC)・・・主にクレジットカード会社が加盟 ・株式会社日本信用情報機構(JICC)・・・主に銀行や信用金庫が加盟
お金を貸す側である銀行や消費者金融、クレジットカード会社は、信用情報機関に加盟しており、融資の申し込みがあった際、審査の参考資料として信用情報を照会します。
信用情報に事故情報が登録されていると、「返済能力に信用がない」とみなされ、金融機関の審査に通らない可能性が高くなります。債務整理後に融資が受けられなくなるのはこのためです。 しかし、一定の期間が経ち、信用情報機関から事故情報が消えれば、融資が受けられる可能性は高くなります。
債務整理後に融資を受けたい場合、信用情報機関から事故情報の登録が消えるのを待たなければなりません。 債務整理後に融資を受けるのに必要な期間は、債務整理の種類によって異なります。
また、債務整理の種類によって、事故情報が登録されるタイミングが異なります。 任意整理の場合は弁護士が受任通知を送付した日から、個人再生の場合は再生手続き開始から、自己破産の場合は免責確定日から、それぞれ事故情報が登録されます。
過払い金請求の場合は、原則として信用情報機関に事故情報が登録されることはありません。ただし、借金を完済していることが条件に挙げられます。
もし、任意整理の手続き中に過払い金請求を行い、戻ってきた過払い金で借金が完済できれば、任意整理を行った場合でもブラックリストに載りません。 逆に、借金の返済中に過払い金請求を行い、完済できずに借金が残った場合は、ブラックリストに載るため注意しましょう。
債務整理後に融資を受けるには、「借金を完済していること」「信用情報の登録期間が過ぎていること」「返済能力があると判断できること」の3つの条件を満たす必要があります。
中でも、債務整理後の融資の審査で重視されるのは、3つめの返済能力があるかどうかという点です。具体的には、職につき安定した収入があることや自己資金があることが挙げられます。
住宅ローンにおいては、収入が少なくても、安定した職業の人や自己資金が多くある人は審査に通りやすい傾向にあります。
ご自身の信用情報に不安がある場合、3つの信用情報機関に開示請求を行うことをおすすめします。インターネットや郵送で開示することが可能です。開示請求手続きの詳細は各機関の公式サイトでご確認ください。
・全国銀行個人信用情報センター ・株式会社シー・アイ・シー ・株式会社日本信用情報機構
信用情報に関する情報は以下の項目で確認できます。
・全国銀行個人信用情報センター・・・異動参考情報等 ・株式会社シー・アイ・シー・・・終了状況 ・株式会社日本信用情報機構・・・完了区分
債務整理後に融資を受けたい時は、信用情報を見て契約の状況を把握することが大切です。
債務整理を行っても、信用情報機関から事故情報の登録が消えれば融資を受けられる可能性があります。
とはいえ、事故情報の登録期間は短くて5年、長ければ10年の年月を要します。 中には「ブラックリストに載っていても借り入れOK」という謳い文句で貸付を行っている消費者金融がありますが、出資法で定められた上限金利(年20%)を超えた高金利を請求するヤミ金融ですので契約しないようにしてください。
借金問題に困ったら、早期解決のため、まずは信頼できる弁護士に相談するのが良いでしょう。
借金問題担当弁護士
村上 和也
プロフィール
同志社大学卒。平成20年より事務所開設し、守口市・門真市を中心に大阪で借金問題に関する相談多数。自己破産(法人・個人)・民事再生・任意整理・通常清算・過払い金返還請求・消滅時効の援用など。
弁護士からのメッセージ
借金問題を放置することは、総弁済額が増えたり、裁判対応が必要になるなど、デメリットがでてきます。状況はお一人お一人違います。あなたに合った方法で債務整理をお手伝いします。 ささいなことでも結構ですので,お早めにお問い合わせください。
守口市・門真市での債務整理・借金問題の相談窓口
寝屋川市・枚方市・摂津市での債務整理・借金問題の相談窓口
大東市・四条畷市・交野市での債務整理・借金問題の相談窓口