大阪守口で弁護士による法律相談実施中!守口門真総合法律事務所(大阪弁護士会所属)
〒 570-0056 大阪府守口市寺内町2丁目7番27号ステーションゲート守口5階 ※ビルに駐車場はございませんので, 近隣有料駐車場をご利用ください
守口門真総合法律事務所
「債務整理」と「過払い金」の2つの言葉は法律事務所のCMでよく耳にする言葉です。債務整理は借金を減額する手続きを指し、過払い金は賃金業者に支払い過ぎた利息を指します。
借金問題を解決するのに、債務整理と過払い金返還請求のどちらの手続きを行えばよいか分からないという方も多いことでしょう。
債務整理と過払い金返還請求は両者とも借金問題を解決する方法ですが、手続きの内容や向き、不向きの条件が異なるため、どちらを選んでも同じということはありません。 今回は、債務整理と過払い金(返還請求)の違いを解説していきます。
債務整理と過払い金は混同されやすいですが、全く異なる手続きとなります。 2つの手続きの大きな違いは、皆さんが「債務者」になるか、それとも「債権者」になるかという点にあります。
借金問題でいう債務者とは、お金を借りている人のことです。 一方、債権者とは債権を持つ人、つまりお金を貸している人のことをいいます。 お金を貸し借りした場合、債権者は債務者に返済を要求することができます。
債務整理は皆さんが債務者となり、債権者である賃金業者に借金の返済をしやすいよう条件を変更してもらう手続きです。 そして、過払い金返還請求は、皆さんが債権者となり、債務者である賃金業者に払い過ぎた利息の返還を要求する手続きとなります。
債務整理の手続きには3つの種類があります。 どの手続きを行うかにより、「借金がどれくらい減額されるか」という点に違いが生じます。
・任意整理 賃金業者と交渉し、将来利息のカットや返済条件を変更してもらう手続きです。
・個人再生 裁判所を通して、すべての債権者への返済を減額し、原則3年(最長5年)で返済するよう再生計画を立てる手続きです。
・自己破産 裁判所を通して、すべての借金を帳消しにする手続きです。原則、生活必需品以外の財産は換価対象として処分されます。
いずれの手続きも弁護士に依頼するのが一般的で、信用情報に事故情報が登録される(ブラックリストに載る)デメリットがあります。
過払い金は、消費者金融からの借り入れやカードローンなどの借金に対する利息を、法律が定める金額以上に返済することで発生します。 過払い金が発生する条件には、借金の上限金利を定める「利息制限法」と「出資法」の2つの法律が関係しています。
利息制限法では、借入額に応じて「15~20%」の範囲で上限金利が定められています。しかし、2010年6月の法改正以前は、出資法において「29.2%」を上限金利として定められていました。
法改正以降は利息制限法の上限金利で統一されたため、超過した場合は民事上無効となります。 法改正前の利息制限法と出資法の上限金利の間の金利帯、いわゆる「グレーゾーン金利」は過払い金返還請求をすることが可能です。
過払い金返還請求の時効は、借金を完済した日あるいは最後に取引した日から10年です。 したがって、すでに完済した借金にも過払い金が発生している可能性は十分にあります。
また、現在も返済が続いている場合、そもそも時効期間が始まっていません。 法改正(2010年6月18日)以前に借金をした人、借金の完済から10年経過していない人は過払い金が発生している可能性が高いです。 心当たりのある方は、弁護士に相談してみることをおすすめします。
過払い金返還請求は債務整理とは異なる手続きですので、借金の完済後であればブラックリストに載ることはありません。 しかしながら、借金返済中に過払い金返還請求を行った場合、過払い金よりも残債額の方が多いケースは「債務整理」とみなされるため、ブラックリストに載る可能性があります。
ブラックリストに載ると、完済の時点から5年程度事故情報が残り、以下のデメリットが生じるため注意が必要です。
・クレジットカードの作成やローンを組むことができない
・新規の借り入れができない
・連帯保証人になれない、奨学金の審査に通らない
・携帯電話やショッピングの分割払いができない
債務整理や過払い金返還請求を検討されている方の多くが、弁護士に依頼する時の費用を心配されていらっしゃいます。 各手続きにかかる費用には相場があるため、金額の目安と内訳をご説明します。
債務整理を行うとブラックリストに載りますが、過払い金返還請求は借金完済後であればブラックリストに載ることはありません。 また,借金完済前でも,利息引き直し計算をした結果過払い金が発生している場合ならブラックリストに載らないことが多いです。
しかしながら、借金の金額や返済状況によっては、過払い金よりも債務整理の方が向いている場合もあります。
「過払い金が発生しない」「残債が年収の3分の1以上ある」「借金返済のために新たな借金をしている」など借金によって生活が圧迫されている状況にある方は、債務整理を検討しましょう。 借金を長期滞納していると、催場所から支払督促が届くことになります。
借金返済でお悩みの方は早期に弁護士に相談することをおすすめします。 過払い金が発生しているかどうかも、当法律事務所で調査することが可能です。 時効消滅する前に過払い金返還請求をお急ぎください。
借金問題担当弁護士
村上 和也
プロフィール
同志社大学卒。平成20年より事務所開設し、守口市・門真市を中心に大阪で借金問題に関する相談多数。自己破産(法人・個人)・民事再生・任意整理・通常清算・過払い金返還請求・消滅時効の援用など。
弁護士からのメッセージ
借金問題を放置することは、総弁済額が増えたり、裁判対応が必要になるなど、デメリットがでてきます。状況はお一人お一人違います。あなたに合った方法で債務整理をお手伝いします。 ささいなことでも結構ですので,お早めにお問い合わせください。
守口市・門真市での債務整理・借金問題の相談窓口
寝屋川市・枚方市・摂津市での債務整理・借金問題の相談窓口
大東市・四条畷市・交野市での債務整理・借金問題の相談窓口