大阪守口で弁護士による法律相談実施中!守口門真総合法律事務所(大阪弁護士会所属)
〒 570-0056 大阪府守口市寺内町2丁目7番27号ステーションゲート守口5階 ※ビルに駐車場はございませんので, 近隣有料駐車場をご利用ください
守口門真総合法律事務所
クレジットカードでリボ払いを利用している方の中には、なかなか残額が減らず返済に悩んでいる人も多くいらっしゃると思います。
「リボ払いはやばい」などと言われることがありますが、これは分割払いと比べて手数料が高く、気づかないうちに借金が膨らんでしまう可能性があることが理由です。
リボ払いの返済ができなくなった時は救済制度の利用を検討しましょう。リボ払いの救済制度とは、債務整理のことです。
ここでは、債務整理でリボ払いは減額できるのか、リボ払いを債務整理するメリット・デメリットを解説します。
リボ払いとは、クレジットカードの利用金額にかかわらず、毎月一定の金額を支払っていく方式のことです。カード利用時に支払回数を選べる分割払いとは違い、リボ払いは残高がなくなるまで支払いが続きます。
毎月の支払額を少額に設定できるため、支払額が増加しやすく、支払い期間が長くなりやすいです。すると、金利手数料の負担も大きくなり、借金を完済するのが難しくなります。
リボ払いの金利は一般的に年15%です。消費者金融の金利は年18%程度ですから、ほぼ同等の金利になります。ですので、リボ払いの月々の返済はほとんどが金利手数料の支払いに充てられます。
例えば、残高が10万円で年率が15%の場合、月々の手数料は1,232円。 リボ払いの設定金額が1万円だったら、8,768円のみが元金の返済に充てられます。 毎月返済しているつもりでも、元金がなかなか減らないことから「リボ払いは怖い」といわれます。
クレジットカードのリボ払いには、ショッピングリボ払いとキャッシングリボ払いの2種類があります。債務整理では、どちらのリボ払いも減額することが可能です。
債務整理は国が認めた借金救済制度で、任意整理・個人再生・自己破産・特定調停の4つの手続きがあります。
・任意整理 債権者(賃金業者)との交渉で、将来利息や遅延損害金をカットしてもらい、元金を3~5年で完済する方法です。
・個人再生 裁判所に申し立てをおこない、借金を1/5~1/10程度に減額し、原則3年(最長5年)で完済する方法です。
・自己破産 裁判所に申し立てをおこない、借金返済を免除してもらう方法です。
・特定調停 裁判所の仲介で債権者と交渉をおこない、返済方法の見直しをする方法です。
4つのうち、任意整理はリボ払いの借金でもっとも多く利用される手続きです。
リボ払いを債務整理すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
リボ払いを債務整理すると、元本や将来利息がカットされるため、借金返済の負担が楽になります。任意整理や特定調停であれば元本のみの返済にできますし、個人再生であれば元本の減額も可能です。自己破産を選択した場合、リボ払いの返済義務が免除されます。
例えば、リボ払いで100万円の残高がある場合、毎月の支払額を3万円として、利息の合計は21万5,318円。支払い合計は121万5,318円になります。
任意整理をすると、支払い合計は100万円のみとなり、20万円以上の利息がカットされるのです。
債務整理を弁護士などの専門家に依頼すると、担当弁護士が債権者に受任通知を送付します。 受任通知を受け取った債権者は、法に基づき、債務者を直接取り立てることができなくなります。 つまり、債権者の督促をストップできるわけです。
リボ払いの返済を滞納すると、次のような状況が起きます。
・1か月目 クレジットカードの利用停止、債権者から電話やはがきで督促がくる
・2ヵ月目 クレジットカードの強制解約、信用情報機関に事故情報が記録される
・3ヵ月目 一括返済を求められる、財産の差し押さえ
このように、リボ払いの滞納を放置しておくのはリスクが高いため、早期に対処する必要があるでしょう。
債務整理でリボ払いを減額すると、どのようなデメリットが考えられるのでしょうか。
債務整理をおこなうと、信用情報機関に事故情報として登録されます。 いわゆる「ブラックリスト」に載る状態です。事故情報が登録されている間(約5~10年間)は、新たにクレジットカードを作ることや、借り入れ・ローンの審査に通るのが難しくなります。 カード会社や消費者金融は、審査の際にお金を借りる人に返済能力があるかどうかを信用情報機関で確認するのです。
カードやローンが利用できなくなるのはデメリットと捉えられがちですが、多重債務から抜け出し、生活を立て直すきっかけになるとも考えられるでしょう。
事故情報が登録されると、債務整理をおこなったクレジットカードを含め、すべてのカードが強制解約となります。 また、付帯サービスのETCカードや家族カードも使用できなくなるので注意が必要です。しばらくはカードが使えたとしても、更新のタイミングで使用できなくなります。
ただし、家族名義で作ったカードであれば使用可能です。どうしてもカードを使用しなければならない時は、家族に協力してもらいましょう。
リボ払いを「やめたい」と思っていても、なかなかやめられない人も多いのではないでしょうか。
支払いが長引けば長引くほど利息は膨れ上がり、返済の見通しが立たなくなります。 債務整理はリボ払い地獄から抜け出すための手段として有効です。
債権者からの督促に悩んでいる人は、リボ払いの滞納リスクを踏まえた上で、早急に弁護士に依頼することをおすすめします。 債務整理を弁護士に依頼すれば、債権者との交渉や裁判所に提出する書類の作成などを任せることができ安心です。
債務整理でリボ払いを減額したいと考えている方は、当法律事務所にご相談ください。
借金問題担当弁護士
村上 和也
プロフィール
同志社大学卒。平成20年より事務所開設し、守口市・門真市を中心に大阪で借金問題に関する相談多数。自己破産(法人・個人)・民事再生・任意整理・通常清算・過払い金返還請求・消滅時効の援用など。
弁護士からのメッセージ
借金問題を放置することは、総弁済額が増えたり、裁判対応が必要になるなど、デメリットがでてきます。状況はお一人お一人違います。あなたに合った方法で債務整理をお手伝いします。 ささいなことでも結構ですので,お早めにお問い合わせください。
守口市・門真市での債務整理・借金問題の相談窓口
寝屋川市・枚方市・摂津市での債務整理・借金問題の相談窓口
大東市・四条畷市・交野市での債務整理・借金問題の相談窓口